GBrain
Postgres ネイティブのパーソナル知識ベース — Markdown リポジトリ × ハイブリッド検索
GBrain は、AI エージェントが「あなたの文脈」を読むための 検索・保存レイヤーだ。会議・メール・X・カレンダー・通話などのシグナルを、検索可能な知識ベース(脳)に流し込み、応答の前に読み、会話の後に書き戻す運用を前提にしている。
正典はローカルの repos/gbrain(README・docs/・src/)。上流: github.com/garrytan/gbrain。
Git 管理の Markdown 脳リポジトリがソースの正であり、GBrain が Postgres + pgvector 上に検索インデックスを持つ。エージェントは CLI / MCP 経由で読み書きし、人間は常に Markdown を直接編集できる。
ループを回すほど文脈が蓄積し、同じ人物・会社が次に出たときには既にドシエが揃っている、というのが設計上の価値だ。
すべての操作は BrainEngine 契約を通る。エンジンを差し替えても CLI・MCP・スキルは同じ。v0.7 以降は PGLiteEngine(WASM 埋め込み Postgres 17.5)が既定で、サーバ不要のローカル開始が約 2 秒、という README のトーンだ。
| ニーズ | 向くエンジン |
|---|---|
| ゼロコンフィグ・ローカル | PGLiteEngine(既定) |
| 大規模・多デバイス・マネージド Postgres | PostgresEngine + Supabase |
| 移行 | gbrain migrate --to supabase など(README / ENGINES.md) |
検索の共通化: キーワードとベクトルはエンジン実装の差を吸収し、RRF による融合と重複排除は src/core/search/hybrid.ts 側で共有される(ENGINES.md の説明に沿う)。
README は GBrain を「人物・会社・会議・思想などの長期世界知識」とし、OpenClaw の memory_search 的なものは「運用状態・好み・セッション設計」と対比している。両方を見る設計が推奨される。
| 層 | 保持するもの | 問い合わせの例 |
|---|---|---|
| gbrain | 人・会社・会議・アイデア・メディアなど | gbrain search / gbrain query / gbrain get |
| エージェントメモリ | 好み・決定・運用設定 | memory_search(OpenClaw) |
| セッション | 直近の会話文脈 | (自動) |
各種連携は recipes/*.md に手順が書かれ、エージェントがキー取得・検証・配線まで進める。「Markdown がインストーラ」になる、という README の ethos に近い。
| レシピ | 主な用途 |
|---|---|
| ngrok-tunnel | MCP や音声用の固定 URL |
| credential-gateway | Gmail / Calendar へのゲートウェイ |
| twilio-voice-brain | 電話 → 脳ページ |
| email-to-brain | Gmail → エンティティページ |
| x-to-brain | X(Twitter)→ 脳ページ |
| calendar-to-brain | Google Calendar → 日次ページ |
| meeting-sync | Circleback 等の議事 → ページ |
依存関係は gbrain integrations で一覧・健全性確認ができる。
- CLI:
gbrain init→gbrain import→gbrain embed --stale→gbrain queryなど。スタンドアロンでも利用可能。 - MCP(stdio):
gbrain serveで約 30 ツール。CLI と同じ操作定義から生成される(README の記述)。 - リモート MCP: Supabase Edge へのデプロイ・トークン発行で、Desktop / Cowork / Perplexity などから接続可能(
docs/mcp/)。
# 例: MCP クライアント設定(README 抜粋)
{
"gbrain": {
"command": "gbrain",
"args": ["serve"]
}
}
ツールだけでは足りず、GBRAIN_SKILLPACK.md や skills/*/SKILL.md が「いつ読むか・どう書くか」を規定する。運用の正はリポジトリ内ドキュメントに従う。
- GitHub: garrytan/gbrain — 上流リポジトリ
- OpenClaw — 想定ホストのひとつ
- Hermes Agent — README が案内するエージェントの例