Context Hub
コーディングエージェント向けのキュレート・バージョン付きドキュメント。検索・取得・アノテーション・フィードバックで、セッションを超えて賢くなる。
Context Hub(CLI 名: Chub)は、コーディングエージェントが「API をハルシネートする」「セッションで学んだことを忘れる」問題に向き合うための仕組み。キュレートされバージョン管理されたドキュメントを配信し、エージェントが chub search / chub get で必要なドキュメントを取得して使う。コンテンツはすべてオープンで Markdown としてこのリポジトリにあり、エージェントが読む内容をそのまま確認・貢献できる。
npm パッケージは @aisuite/chub。Node.js 18 以上。エージェント用スキル(例: get-api-docs)を組み合わせると「最新の API ドキュメントを chub で取得して使う」フローを自動化できる。
グローバルインストール後、検索して取得する。
npm install -g @aisuite/chub
chub search openai # 利用可能なドキュメントを検索
chub get openai/chat --lang py # 現在のドキュメントを取得(Python 版)
言語は --lang py / --lang js で指定。取得した Markdown をエージェントのコンテキストに含めてコード生成に使う。
Chub は人間ではなくコーディングエージェントが使うことを前提にしている。プロンプトで「chub を使って最新の API ドキュメントを取得し、その内容に従って実装して」と指示するか、get-api-docs スキル(SKILL.md)をエージェントに登録して使う。
基本フローは search → fetch → use。エージェントが不足やワークアラウンドに気づいたら、chub annotate でローカルにメモしておくと、次回の chub get 時にその注釈が自動で付いて返る。作者への評価は chub feedback <id> up / down で送れる。
chub search "stripe payments" # 関連ドキュメントを検索
chub get stripe/api --lang js # ドキュメントを取得
# エージェントがドキュメントを読み、正しいコードを書く。
chub annotate stripe/api "Needs raw body for webhook verification"
# 次セッションでは chub get 時にこの注釈が自動で付与される。
| コマンド | 説明 |
|---|---|
chub search [query] | ドキュメント・スキルを検索(クエリ省略で一覧) |
chub get <id> [--lang py|js] | ID でドキュメントまたはスキルを取得 |
chub annotate <id> <note> | ドキュメント/スキルにローカル注釈を付与 |
chub annotate <id> --clear | 注釈を削除 |
chub annotate --list | すべての注釈を一覧 |
chub feedback <id> up|down | ドキュメントをアップ/ダウンボート(作者に送信) |
オプション(--file, --full など)とパイプの詳細は CLI Reference を参照。
アノテーションは、エージェントがドキュメントに付けるローカルメモ。セッションをまたいで永続し、次回 chub get したときに自動で付いて返る。過去の経験を次に活かせる。
フィードバック(up / down)は作者に送られ、ドキュメントの改善に使われる。みんなの利用結果がコンテンツの質向上につながる。
Context Hub なし: ウェブ検索 → ノイズ → コードが動かない → 修正に手間 → 知識は忘れられ、次のセッションで繰り返し。
Context Hub あり: キュレートドキュメントを取得 → 動くコードが出やすい → ギャップがあればアノテーション → 次回はさらに賢く。
バージョン管理され、言語別(py / js など)のバリアントがある。「何を知るべきか」が整理されている。API ドキュメント以外(エージェントスキルなど)もロードマップ上。
ドキュメントにメイン以外の参照ファイルがある場合、--file で必要なファイルだけ、--full で一式を取得できる。トークンを無駄にしない。
- GitHub: andrewyng/context-hub — リポジトリ(cli, content, docs)
- npm: @aisuite/chub — CLI パッケージ
- CLI Reference — コマンド・フラグ・パイプ
- Feedback and Annotations — アノテーション・フィードバックの詳細
- Content Guide — ドキュメントのフォーマット・構造