Context Hub

コーディングエージェント向けのキュレート・バージョン付きドキュメント。検索・取得・アノテーション・フィードバックで、セッションを超えて賢くなる。

1 — 概要

Context Hub(CLI 名: Chub)は、コーディングエージェントが「API をハルシネートする」「セッションで学んだことを忘れる」問題に向き合うための仕組み。キュレートされバージョン管理されたドキュメントを配信し、エージェントが chub search / chub get で必要なドキュメントを取得して使う。コンテンツはすべてオープンで Markdown としてこのリポジトリにあり、エージェントが読む内容をそのまま確認・貢献できる。

chubCLI
search / get検索・取得
annotateローカル注釈
feedback作者へ投票

npm パッケージは @aisuite/chub。Node.js 18 以上。エージェント用スキル(例: get-api-docs)を組み合わせると「最新の API ドキュメントを chub で取得して使う」フローを自動化できる。

2 — Quick Start

グローバルインストール後、検索して取得する。

npm install -g @aisuite/chub
chub search openai                 # 利用可能なドキュメントを検索
chub get openai/chat --lang py     # 現在のドキュメントを取得(Python 版)

言語は --lang py / --lang js で指定。取得した Markdown をエージェントのコンテキストに含めてコード生成に使う。

3 — 仕組み

Chub は人間ではなくコーディングエージェントが使うことを前提にしている。プロンプトで「chub を使って最新の API ドキュメントを取得し、その内容に従って実装して」と指示するか、get-api-docs スキル(SKILL.md)をエージェントに登録して使う。

基本フローは search → fetch → use。エージェントが不足やワークアラウンドに気づいたら、chub annotate でローカルにメモしておくと、次回の chub get 時にその注釈が自動で付いて返る。作者への評価は chub feedback <id> up / down で送れる。

chub search "stripe payments"        # 関連ドキュメントを検索
chub get stripe/api --lang js       # ドキュメントを取得
# エージェントがドキュメントを読み、正しいコードを書く。

chub annotate stripe/api "Needs raw body for webhook verification"
# 次セッションでは chub get 時にこの注釈が自動で付与される。
4 — コマンド一覧
コマンド説明
chub search [query]ドキュメント・スキルを検索(クエリ省略で一覧)
chub get <id> [--lang py|js]ID でドキュメントまたはスキルを取得
chub annotate <id> <note>ドキュメント/スキルにローカル注釈を付与
chub annotate <id> --clear注釈を削除
chub annotate --listすべての注釈を一覧
chub feedback <id> up|downドキュメントをアップ/ダウンボート(作者に送信)

オプション(--file, --full など)とパイプの詳細は CLI Reference を参照。

5 — セッションを超えて賢く

アノテーションは、エージェントがドキュメントに付けるローカルメモ。セッションをまたいで永続し、次回 chub get したときに自動で付いて返る。過去の経験を次に活かせる。

フィードバック(up / down)は作者に送られ、ドキュメントの改善に使われる。みんなの利用結果がコンテンツの質向上につながる。

Context Hub なし: ウェブ検索 → ノイズ → コードが動かない → 修正に手間 → 知識は忘れられ、次のセッションで繰り返し。

Context Hub あり: キュレートドキュメントを取得 → 動くコードが出やすい → ギャップがあればアノテーション → 次回はさらに賢く。

6 — コンテンツと機能

バージョン管理され、言語別(py / js など)のバリアントがある。「何を知るべきか」が整理されている。API ドキュメント以外(エージェントスキルなど)もロードマップ上。

ドキュメントにメイン以外の参照ファイルがある場合、--file で必要なファイルだけ、--full で一式を取得できる。トークンを無駄にしない。

貢献: ドキュメント・スキルは Markdown + YAML フロントマターで PR により追加できる。Content Guide でフォーマットと構造を確認できる。