Claude Context

zilliztech/claude-context — コードベースをベクトル化し、MCP 経由で意味検索コンテキストをコーディングエージェントへ渡す OSS

1 — 概要

Claude Context は、巨大リポジトリでも「関連コードだけ」をセマンティック検索で取り出し、Claude Code やその他の MCP 対応エージェントのコンテキストに載せるための仕組みだ。

ディレクトリ丸ごと読み込む代わりに、分割・埋め込み・ベクトルストアに載せたあと、クエリに近いチャンクだけを返す。コストとトークンを抑えつつ、発見性を上げるのが狙い。

Model Context Protocol
エージェントと外部ツールの標準接続
Milvus / Zilliz Cloud
スケーラブルなベクトル検索バックエンド
Embeddings
OpenAI・Voyage・Ollama など複数プロバイダ
IDE / ブラウザ
VS Code 拡張と Chrome 拡張で補助 UI
MCP@zilliz/claude-context-mcp
core@zilliz/claude-context-core
pnpmworkspace モノレポ
Node 20+ランタイム要件
2 — モノレポ構成

公式リポジトリは packages/ 配下にコアロジックと配布物を分けたモノレポ。evaluation/ で検索品質の実験、examples/ で最小利用例、docs/ で詳細ドキュメントが置かれている。

packages/core

AST ベースの分割、同期(Merkle 等)、埋め込み抽象、Milvus REST / SDK クライアント。エージェントに依存しない中核。

packages/mcp

MCP サーバー実装。スナップショット取得・検索ツールをエージェントへ公開。Node で npx 実行が前提の導線。

packages/vscode-extension

エディタ内の意味検索 UI とコマンド。Marketplace からインストール可能な製品版の入り口。

packages/chrome-extension

ブラウザ側の補助(GitHub 上のコード閲覧など)とストレージ連携。開発用スタブでオフライン検証も可能。

3 — データの流れ

ローカルのワークスペースや指定パスを走査し、無視パターンでファイルを落としたうえでチャンク化する。各チャンクを埋め込みモデルへ通し、ベクトル DB に upsert。エージェントがクエリを投げると近傍検索でチャンクとメタデータが返る。

flowchart LR subgraph ingest["取り込み"] A["ソースツリー"] --> B["分割・フィルタ"] B --> C["Embedding API"] C --> D[("Milvus / Zilliz")] end subgraph serve["配信"] D --> E["MCP ツール"] E --> F["コーディングエージェント"] end
非同期インデックス — 大規模リポジトリではバックグラウンド同期や増分更新の設計が重要。公式の docs/dive-deep/ にワークフローとファイル包含ルールの詳細がある。
4 — MCP セットアップ

ベクトル DB のエンドポイントとトークン、埋め込み用の API キーを環境変数で渡し、npx で MCP パッケージを起動する。値はプレースホルダに置き換えて使うこと。

claude mcp add
claude mcp add claude-context \
  -e OPENAI_API_KEY=sk-your-openai-api-key \
  -e MILVUS_ADDRESS=your-zilliz-cloud-public-endpoint \
  -e MILVUS_TOKEN=your-zilliz-cloud-api-key \
  -- npx @zilliz/claude-context-mcp@latest

詳細は Claude Code MCP ドキュメント と、zilliztech/claude-context の README を参照。

5 — パッケージと役割
パッケージ 役割 主な利用者
@zilliz/claude-context-mcp MCP サーバー。検索・同期系ツールをエージェントへ提供。 Claude Code、Cursor、Codex CLI など
@zilliz/claude-context-core インデックス・ベクトルDB・埋め込みの共通ロジック。 MCP 本体、拡張、独自スクリプト
VS Code 拡張(Marketplace) セマンティック検索 UI とワークスペース連携。 VS Code / Cursor 系ユーザー
Chrome 拡張 ブラウザ上のコード文脈取得と補助。 Web 上のレビュー・調査フロー
6 — クライアント対応

README では Claude Code のほか、OpenAI Codex CLI(TOML)、Gemini CLI、Qwen Code、Cursor、Void など、MCP クライアントごとの設定断片が並んでいる。キー名やトップレベル構造がクライアントで微妙に異なるので、そのままコピペせず公式の MCP 仕様と突き合わせること。

  • Cursor は ~/.cursor/mcp.json またはプロジェクト直下の .cursor/mcp.json が一般的。
  • Codex CLI は mcp_servers というトップレベルキーに注意(README 内に明記あり)。
  • 起動タイムアウトを延ばす例(startup_timeout_ms)も掲載されている。
7 — 参照
参照先 内容
zilliztech/claude-context リポジトリ全体、インストール、バッジ、ディスコード。
npm — claude-context-mcp MCP パッケージのバージョンと依存関係。
npm — claude-context-core コアライブラリの API 境界の手がかり。
DeepWiki AI 生成のドキュメントナビゲーション。

このビジュアルページは上記公開リポジトリの README とパッジ構造を要約したもの。機密値やローカルパスは載せていない。